UT jobs PRESS テキストアーカイブ第4号

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全ての方にジョブズ新聞をお楽しみいただくために、記事をテキスト化したアーカイブを公開しています!※一部テキスト化できない部分もございます。

今回は第4号をお届けします!

ぜひ、お楽しみ下さい!

 

「利用者がつくる 未来をつなぐ UTjobs NEWS PAPER」

UT JoBS PRESS 第4号 November 2021

 

就労移行支援UTジョブズ

管理者  河野 隆 氏 インタビュー

 

利用者 K : この度はインタビューを快諾してくださり、ありがとうございます。早速ですが、河野さんの考える「就労移行支援」とは、何ですか?

 

河野さん : 一言でいうと、「一人ひとりが自分に合った仕事を見つけて、働けるように支援をする」ということなんですが…その中でも私が大事にしていることは、仕事をすることも“生活の一部”ということ。なので、仕事をすることだけに目的を持つのではなく、生活を自分らしく過ごしていくための支援をする!という意識で取り組んでいます。今通っておられる利用者さんも、みんな一人ひとり得意なことや魅力があります。自分で気付いていない人も多いので、一緒に“自分らしさ”を知りながら、自分の得意なことやできることが役割(仕事)になっていく。そんなキッカケになるサービスでありたいなと思っています。

 

利用者 K : 自分らしく生活をすることは、素敵なことだと思います。また、仕事をすることが社会参加に繋がり、貢献できるようになりたいですね。

 

利用者 M : その“自分らしく”とは、どういうイメージをもっていますか?

 

河野さん : 自分らしさって難しいですよね。私も自分のことって知っているようで自分ではよくわからないんです、実は。「自分らしい」と改めて思うことってほとんどないかもしれませんね。でも、今を楽しんでいることは間違いないと思います。悩むことも多いですが…やった!よかった!充実してる!ってごくたまに実感できるくらいで丁度いいかもしれませんね(笑)。あと、色んな方とお話していて、“自分のことが嫌い”という方もいます。

今までの経験だけが自分らしさを作っているわけではないと思うんです。だから過去は過去!これから明日、1年後10年後30年後とかに気付くこともあるかもしれないと思いながら…自分が自分の味方になってあげて自分を肯定的に受け入れる、それが自分らしさに繋がっていくのかなと思います。

 

利用者 M : そうですね…私も自分らしさがあまりわからないので、通う中で自分らしさを見つけたいです。

 

利用者 K : 自己肯定感を高め、自分自身を信じることが大切だと思います。

そんな河野さんのターニングポイントはありますか?

 

河野さん : 思い返すと、あの時がターニングポイントだなっていうのはあります。そこには、いつも人との出会いがありますね。20代の頃には、今こうして働いている自分はまったく思い描いていませんでした。職場が変わる時、職場で新しい仕事をする時、思い返すといつも人との出会いがありました。ぼくももう37歳、まだ37歳!何かを始めるのに遅いことはないと思います!「変わろうと思ったときがチャンス!」これからも、人との出会い、自分の変化や成長を大切にしていきたいと思います。

 

利用者 K : 私も人との出会いに感謝し、日々変化していると感じています。成長できているかはわかりませんが…

 

利用者 M : 利用者の方から悩みの相談も多いと思うのですが、サポートをするときにはどんなことを意識されていますか?

 

河野さん : 私は作業療法士として、病気や障がいを持った方とお会いしてきました。

その中で、「支援」と「援助」の違いを意識するようになってきました。援助というのは、落ち込んでいる人や困っている人に対して、全面的に引っ張り上げてあげること。「支援」というのは、引っ張り上げるのではなく、一緒に解決できるように本人を主役に考えていくこと。もちろん、場合によって引っ張り上げてもらう援助が必要なときもあります。時間はかかるかもしれないし、努力は必要になりますが、人への頼り方も含めて、自分自身で解決していけるという経験や、やってみたらできた!という気持ちを大切にしたい。という理由で支援という姿勢を大切にしています。

 

利用者 M : 自分自身で解決するという事は重要ですね。私も自分自身で考え解決できるように学んでいきます。

ストレスのコントロールが苦手で困っているのですが、河野さんのストレス発散方法を教えてください。

 

河野さん : ストレスはたまらない!…ことはありません(笑)。ストレスを発散すると言うよりは、ストレスがかかりにくいように生活や仕事を意識しています。でも、気持ち的に疲れたなーと感じたときは「とにかく一人になる!」ドライブが好きなので、昔によく聞いた音楽を聞きながら、思いつきで好きな山・川・海にフラッと行っています。

 

利用者 M : 外に出るという発想はなかったので、いろいろな景色を見てストレスを発散しようと思います。

 

利用者 K : 最後に、UTジョブズ代表でもある河野さんの意気込みを話してください。

 

河野さん : 同じ地域で暮らす人や社会に対して、“ポジティブ”なインパクトを与えられる会社でありたいと思っています。人それぞれ困っていることの背景も違います。また、就職を目指していくにあたり、人それぞれの段階やペースがあります。これからも一人ひとりに合わせた就労支援を行いながら、いろんな方が役割を実感し、働きやすい地域に貢献していきたいと思います。

 

利用者 K : ありがとうございます。

利用者 M : インタビュー、ありがとうございました。

 

利用者の I さんにも

インタビューさせてもらいました!

 

利用者 K : インタビューを引き受けてくださり、ありがとうございます。毎週木曜日に模擬就労プログラムがありますが、どのようなことをされてますか?

 

利用者 I : 模擬就労の日に私がやっているのは備品管理・買い出しです。備品のチェック表を一度確認してから、足りない備品をスタッフと一緒にドラッグストアと100均に買いに行きます。物の場所がわからないときは、店員さんに聞いています。その後、レジでお金を支払い購入します。

 

利用者 K : 備品管理・買い出しは必要不可欠な役割で、感謝しています。大変難しいように思うのですが、感想はどうですか?

 

利用者 I : 最初の備品管理はとても時間がかかったけど少しずつはやくなったと思います。私は備品を数えることや備品をチェックするのが大変だと感じています。

 

~編集後記~

第4号「UT jobs PRESS」をご覧いただきありがとうございます。今回はUTジョブズの管理者である河野隆さん、利用者のIさんに協力をお願いし、インタビューをさせてもらいました。お話は大変興味深いもので、私は異なる価値観を理解することの難しさと大切さを学びました。この経験による理解は生きる糧になると思いました。                                編集責任 K

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