🌱利用者ブログ🌱 わたしの発達障害
こんにちは。今日は私が持っている特性についてお話ししたいと思います。
私は幼少期から落ち着きがなく衝動的で、周りの子たちとの考え方や行動などの違いを幼いながらに実感しながら過ごしてきました。
学生時代は上記のことに加え、忘れ物や無くし物が目立つようになり、期限を守ったり集団行動の苦手意識も芽生えましたが、持ち前の明るさと“何とかなる精神”でその場を上手く乗り切ってきました。
ですが、就職して働き始めるとマルチタスクの苦手さやコミュニケーション能力の低さが浮き彫りになり、何をやっても上手くいかない日々に、だんだんと生きづらさを感じるようになりました。
その後、精神科を受診したところASD・ADHDであると診断されました。ずっと感じていた違和感も、これまで上手くいかないことが多かったのも、「私が発達障害だったからなのか」と思ったら腑に落ちて心がスッと軽くなりました。
ASD・ADHDを併発している私が苦手なこと
1.マルチタスク・優先順位を付けること
私は社会に出てこれが一番苦労しました。タスクが多くなればなるほど優先順位が分からなくなり、作業の漏れやミスも増えてしまいます。見える位置にメモを貼ったりタスク管理アプリを使用したりして対策していましたが、それでも人一倍時間がかかります。
2.人の話を聞くこと
注意力が散漫で聞いた話が右から左に流れてしまうことがよくあります。衝動的で落ち着きがない一面もあるので、講義や説明会などの長時間聞き手に回らなければいけない環境は少し苦手です。
3.物の管理
無意識にいろんな物をそこら中に置いて無くすことがよくあります。衝動買いが多く空間把握も苦手なので、よく部屋やバックの中を散らかしてしまいます。物を減らそうにも何から手を付けていいか分からず、結局そのままになってしまうことが多いです。
発達障害の認知度は年々上がっている一方で、具体的な特性や当事者の日常生活の困難さなどについてはまだまだ理解されていないと感じます。理解されていないが故に世間的には怠けているとか頑張っていないと捉えられる事があり、生きづらさを感じる場面は未だに多いです。
人より苦手なことや出来ないことも多いですが、私はそれを悲観的には捉えていません。自分の得意なことや出来ることに目を向けて、それらを個性として伸ばしていけるように、これからも色々なことに挑戦して頑張りたいと思ってます。