✨卒業ブログ✨UTジョブズ大和八木で過ごした1年
UTジョブズ大和八木で過ごした1年
適応障害からうつ病と診断され、仕事が続けられなくなり、やむなく退職して2年半。
出口のない長く暗いトンネルの中にいるような日々でした。
体力が落ち、気力がなくなり、集中力が切れ、今までできていたことが出来なくなっていく自分に絶望していました。
本を読んでも活字は追えるけど、内容や意味が頭に残っていない…感動する映画を観ても心が動かない…集中力が続かない…など。
これまでの自分が消えていくような怖い日々でした。
家族に対しても仕事をしていない父、夫であることがカッコ悪くて、恥ずかしくて…。
そんな日々が続く中、心療内科の先生から、就労移行支援というのがあるから、一度探して行ってみてはどうですかと言われて、たどり着いたのがUTジョブズでした。
UTジョブズではほんとにマイペースで過ごさせていただきました。
無理をしすぎることなく、自分と向き合いながら、半歩ずつ前に進んできました。
日程を決めて通い続けることで、社会から隔絶していた生活から新たに社会に戻ってきたような感じがしました。集中力の欠如や物事への理解不足など、以前と同じとはいかないまでも、少しずつ戻ってきているような気がしたので、資格試験に挑戦しようと思いました。
今思うと、ひょっとしたら、このあたりから少しずつ前向きになれていたのかもしれません。
頑張って勉強を追い込み過ぎると体調が悪くなることがありました。日本語の意味が読み取れない状態になりました。その時、どの辺まで心身や頭に負荷をかけると体調を崩すのかということがわかり、自分の現状を知ることができて、それはそれで良かったと思っています。
精神疾患を持つ我々は、自分自身を過剰に追い込んで、知らない間に無理をして、それが積み重なって心身の調子を崩すような気がします。
自分自身を客観的に見られるようになると、良い意味での限度を設定し、またそれを周りに理解をしていただけることで、社会復帰もできるのではないかと感じました。
勉強を始めて6か月、日商簿記検定3級に合格できました。
たいした資格ではありませんが、資格試験に合格できたことは、私の大きな自信となりました。
そのころから、就職活動も始めました。
年齢のせいで、書類審査が通らない、面接をしていただける機会がいただけない…面接していただけても、不採用が続き…24連敗。
非常に厳しい就職活動でしたが、諦めずに地道に就職活動を続けたところ、ある事業所から内定を頂くことができました。
何度かいただけた面接で回数を追うごとにブラッシュアップされ、志望動機や貢献できる内容、配慮していただきたいことなど、きちんと伝えられるようになったのが良かったのではないかと思っています。
何より諦めることなく就職活動を続けたのが、よいご縁を頂くきっかけになったのではないかと思います。
UTジョブズの支援員の方々は就職活動の際には、履歴書や職務経歴書の書き方など丁寧にサポートしてくださいました。
頼りない夫、父である私を支え続けてくれた妻、息子、娘に心から感謝しています。
皆さんのおかげで、体調が回復し、社会復帰を果たすことができました。
これからは今自分のできることを精いっぱいやることで、社会に貢献していきたいと強く思っています
ありがとうございました。